漢方が肝斑に有効?

よく「漢方は女性の味方」と言われますが、更年期障害など苦しい女性の不定愁訴を改善してくれたり、病気とは言えない体調の不具合を優しく緩和してくれたりする有り難い存在ですよね。

 

そんな漢方が肝斑を放置するはずもなく、もちろん大昔から肝斑の漢方治療は行われていました。
そんな漢方の世界をちょっとだけ調べてみましょう。

 

・漢方医学の考え方

肝斑の肝は精神状態に深く関わる肝であり、肝臓の肝ではないというのが漢方医学の考え方だそうです。妊娠、出産、ホルモンバランス、ストレス、閉経、などなど、すべてに肝が関係すると言います。

 

漢方医学では「肝うつ」や「肝虚血」というのが肝斑の見立て。
それを中心に漢方薬を処方します。

 

・代表的な漢方

肝斑で処方されることが多い漢方薬は、とても有名な「加味逍遥散(かみしょうようさん)」という薬です。これは更年期障害の治療薬としても有名なもので、精神的なストレスも緩和してくれる優秀な存在です。

 

イライラが止まらない人や人を攻撃したくなるような精神状態の人には特によく効くとされていますね。また、「黄連解毒湯(おうれんげとくとう)」というのも有名な漢方薬ですが、のぼせや顔の赤味、胃炎や口内炎などの炎症の抑制に効果のある薬です。

 

こちらも更年期障害の薬としてよく処方されるもので、不眠症やめまい、神経症にも高い効果を持っています。その他にもたくさんの漢方薬があり、一人ひとりの症状を聞いた上で唯一無二の組み合わせで処方されます。

 

・どれくらいで効果がある?

人によって効き目はさまざま、一概には言えませんが、おおむね漢方薬は効果を得るまでに長い期間がかかると言われていることは有名ですね。

 

とある漢方薬局では、肝斑の症状を持つ40代女性で徐々に効果が出始めるのに6ヶ月、肝斑が目立たなくなるまでに18ヶ月ほどかかったという症例があるそうです。

 

それでも1年半ほどですから、肝斑の治療で考えればさほど長い期間とも言えませんね。